三条市の五十嵐川や鹿熊川など昨年の7.29豪雨災害の復旧工事を行う五十嵐川水系災害復旧事業安全対策協議会は、3日午後2時から三条市三竹地内の河川敷で五十嵐川水系災害復旧事業の安全祈願祭を行い、本格的に始まる工事の安全と一日も早い完了を願った。
同事業は、五十嵐川本川の本町ー塩野渕間約26.6キロの堤防のかさ上げや河道掘削などの河道改修、支川鹿熊川の鹿峠ー曲谷間約3.5キロの河道改修、五十嵐川本川の洪水調節を行うための遊水地、笠堀ダムのかさ上げなどで、事業期間は平成23年度から27年度の5年間。事業費は約300億円。
安全祈願祭は、8年前の7.13水害で堤防が決壊した場所の対岸の河川敷で行われ、県、県議、国定勇人市長はじめ三条市、三条市議会、地元関係者、施工者など約100人が参列した。
三条市・八幡宮の藤崎重康宮司が工事や三条市の安全を願い祝詞奏上、地鎮之儀では、丸山朝夫新潟県三条地域振興局地域整備部部長、新潟県土木部長代理の田辺敏夫県河川管理課長と国定市長、安全対策協議会の代表者らがそれぞれ、斎鎌、斎鍬、斎鋤を立砂に入れた。
閉式後、県土木部長代読の田辺課長、国定市長、岡田局長があいさつし、対策協議会の会長会社小柳建設(株)の小柳直太郎代表取締役が謝辞を述べ、それぞれが工事の安全と一日も早い無事完了を願った。