三条市内のほとんどの小学校で2学期の始業式が行われた3日、曜日の関係で例年より2日長かった夏休みを終え、30度を超えるきびしい残暑のなか2学期をスタートした。
耐震化に伴う改築事業により新学期から新築の新校舎で学校生活が始まる三条市立裏館小学校(小林修校長・児童387人)では、始業式前の午前8時35分から「新しい校舎の使い始め式」を行った。
この日、児童たちは旧校舎に登校し、新しい体育館が建設されるまで使用するこれまでの体育館に整列。小林校長は、「みなさんが待ちに待っていた9月3日になりました。いよいよきょうから新しい校舎で生活をします」、「きれいな校舎をいつまでも大切に上手に使いましょう」と話し、「すてきな校舎でみんなで明るく頑張りましょう」とあいさつした。
高橋是司PTA会長がお祝いの言葉を述べ、「新しいきれいな校舎を使えるということで、ありがとう、感謝の気持ちをもって大切に使ってほしい」と求めた。また、となりの校舎に40年前に入学したと言う高橋さんは当時を、「新築して数年のピンク色の新しい校舎を使わせてもらい、すごくうれしかった」と思い出した。旧校舎の取り壊しのときには、「私たち旧卒業生に代わり、ありがとうという気持ちで見てもらえれば」と児童に託した。
続いて始業式を行ったあと、児童たちは学年ごとに新校舎に入り、新しい教室で机やロッカーを確認したり、特別教室の確認、水道など施設の使い方など担任教諭の説明を聞いた。
正面玄関から入った児童は、木のぬくもりが感じられる新しく明るい校舎に自然と笑顔がこぼれた。真新しい机といすに腰掛けてその感触に笑顔、天井に備え付けの扇風機を見上げ「涼し〜」と笑顔。新校舎は教室と廊下の間に壁のないオープンスペース型の構造など、これまでの校舎とは大きく変わり、児童たちは担任の説明を目を輝かせて聞いていた。