7日から23日まで燕市立図書館で開かれている村上康成絵本原画展にあわせて、燕市内を中心に活動する読み聞かせグループ「おはなしコロボックル」(龍道優子代表)は9日、燕市児童研修館「こどもの森」で中川ひろたか&村上康成ジョイントライブを行い、幼児とお母さんを中心に300人近くが来場して絵本と音楽の世界を楽しんだ。
図書館に作品を展示している絵本作家、村上康成さんは絵本作家と同時にウクレレアーティストでもある。展示作品にもあるが、「シンガーソング絵本ライター」こと中川ひろたかさんの文、村上さんが描いた共作も数多い。絵と音楽の両方で長い付き合いで、ふたりのジョイントライブも以前から行っている。
この日はプロジェクターで絵本を映して、中川さんは『さつまのおいも』、村上さんは第3回ようちえん絵本大賞を受賞した『石のきもち』などを読み聞かせした。中川さんはギターを弾き、渓流釣り好きな村上さんはサケやマスの 仲間がもつ「アブラビレ」を再現してボディーにちょこんと突起の突いた特注のウクレレを弾き、そして歌った。おとな向けには絵本制作のプロセスを話し、子ども向けには手遊びで一緒に遊び、予定より長く2時間近くにも及ぶライブはあっと言う間だった。
最後は中川さん作曲のメッセージソング『にじ』。ほとんどの人が曲を知っており、大合唱でフィナーレを飾った。