酒場カンテツで「おばんざいナイト with ねむねむの木」、“アースティック”と呼ぶ2人組のユニットが投げ銭ライブ (2012.9.13)

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三条市本町2、酒場カンテツ(関本秀次郎店主)は12日夜、「おばんざいナイト with ねむねむの木」を開き、自らの音楽を“アース”と“アコースティック”を組み合わせた造語“アースティック”と呼ぶ2人組のユニット「ねむねむの木」が投げ銭ライブを行った。

 酒場カンテツで開かれた「おばんざいナイト with ねむねむの木」
酒場カンテツで開かれた「おばんざいナイト with ねむねむの木」

「hey」こと木村功平さん(32)と「shiro」こと城山真弓さん(29)がつくるユニット。インドネシアの太鼓の輸入業をしていたheyさんと派遣社員だったshiroさんは岐阜県で出会い、昨年夏から神奈川でリハーサルを始めた。

たまたまふたりは北海道出身。ことしに入ってすぐに本格的に活動を始め、1月からキャンピングカーで全国各地を転々と移動してライブツアーを続けている。ゴールは種子島を目指しているんだとか。

ねむねむの木のshiroさん
ねむねむの木のshiroさん
ねむねむの木のheyさん
ねむねむの木のheyさん

西アフリカの太鼓、ジャンベの奏者のheyさんはギターや手作りの楽器、エレキにしたアフリカの楽器、カリンバなどを演奏。shiroさんはときにチベットの楽器、シンギングボウルを奏でながら自主制作したCDに収録したオリジナル曲やボブ・マーリーの曲を歌った。

自主制作したオリジナル音数が少なく、ふたりの声や演奏が隅々まで耳に届いた。heyさんはアジア、shiroさんもアフリカやヨーロッパを回っている。その感性が融合された無国籍で民族的な楽曲やアレンジ。heyさんは、このユニットのためにギターを始めたと言うが、ふたりとも本格的な演奏活動を始めて1年もたっていないとは思えないクオリティーの高い演奏を聴かせた。

shiroさんの歌声はUAを思わせる伸びやかでけれん味がなく、正確な音程も秀逸。シンギングボウルは、金属のボウルの縁をなぞると透明感のある豊かな倍音がエンドレスで響き、スピリチュアルな世界へいざなうよう。ふたりのユニットでしかなしえない世界観を表現していた。最後は手拍子もあって客と一緒に盛り上がった。

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