(株)JTB関東法人営業三条支店=三条市旭町2=は、9月29、30の1泊2日で三条市の事業所が製造するゴミ拾いトングを使って岩手県大槌町でボランティア活動を行うツアー「大槌町現地視察と海岸清掃ボランティアツアー」を企画、参加者を募集している。
29日午前7時半に大型貸切バスで三条市を出発。午後4時から大槌町内を1時間ほど視察し、釜石市のホテルに宿泊。翌30日の午前10時から午後3時半まで大槌町社会福祉協議会ボランティアセンターのもとで、大槌町の吉里吉里(きりきり)海岸清掃プロジェクトに参加する。
ごみ拾いは「日本スポーツGOMI拾い連盟」の公式トングに採用されて注目を集める(有)永塚製作所=三条市塚野目=製造の「MAGIP(マジップ)」を使って行い、終わったらそのままボランティアセンターに寄付する。
午後3時半に帰路に着き、新潟駅南口、巻潟東ICなどを通り、午後11時半に三条市に到着する。旅行代金は、朝昼1回ずつの食事とボランティア活動保険(490円)含めて1人部屋利用が1人2万円、2人部屋利用が1人1万9,000円。35人を募集し、9月24日に締め切る。
これまでも多くの人が東日本大震災でボランティアや復興支援を行っているが、気持ちがあっても個人で現地訪問をためらっている人が多いのではと、同支店が企画した。大槌町は、震災がれきの広域受け入れを進めるる県内5市が受け入れ元で、市民や県民の関心が高いことからツアー先に決めた。
「モノづくりの町三条」発の企画であり、永塚製作所に趣旨を話したところ、納品の面などで協力を得られることになった。
ボランティア活動を行う吉里吉里海岸は、アイヌ語で「白い砂浜」を意味するという。震災前は鳴き砂でも知られる美しい海岸。安心して歩ける砂浜をよみがえらせようと海岸清掃プロジェクトが行われている。
13日までに三条市内をはじめ、加茂、新潟、佐渡、柏崎などから16人の申し込みがある。詳しい内容や問い合わせ、申し込みは(株)JTB関東法人営業三条支店支店(電話:0256-35-7222)で平日午前9時半から午後5時半まで受け付けている。