三条市は、国登録有形文化財三条市水道局大崎浄水場建造物詳細調査報告書を刊行し、有償頒布している。
大崎浄水場は昭和8年に創設された。当初の建造物を良好に保存し、現役で使われている全国的にも貴重な水道施設として評価され、昨年、国登録有形文化財に登録された。
その登録に向けて調査を担当した長岡造形大学・平山育男教授の調査結果をまとめたものでA4判、143ページ。建造物ごとに12件が国登録有形文化財に登録されたので、ずっしりした報告書となった。
表紙は大崎浄水場の英語表記「OOSAKI PURIFICATION PLANT」とローマ字をデザイン的に配した大胆な表現。巻頭は登録された建造物を美しいカラー写真で掲載し、平山教授がそれぞれの内容を図面、写真入りで紹介した貴重な報告書となっている。
300冊作成し、寄贈分などを除く100冊を1冊1,000円で販売している。販売場所は生涯学習課、図書館、栄・下田公民館、歴史民俗産業資料館。問い合わせは生涯学習課文化財係(電話:0256-46-5205)へ。