燕市吉田地区の福祉関連団体が一堂に集う年に一度の「よしだ健康福祉ボランティアまつり」が15日、燕市吉田産業会館で開かれる。市のイベント助成金は昨年度ですでに打ち切られているが、ことしは積立金を取り崩して昨年までと変わらないスケールでまつりを盛り上げる。
午前10時から午後3時まで、会場のスペースのほとんどを使って催しが行われ、吉田地区の福祉や健康、ボランティアなどの活動をする団体が一堂に集結して来場者をもてなす。テーマは「支え合う心とこころ『ありがとう』〜これまでもこれからも〜」。
毎年、人気を集めるのがもちつき大会で、ことしも吉田龍神太鼓に続いて正午から玄関前で行い、来場者につきたてのもちをふるまう。
測定機器を使った健康チェック、子どもボランティア体験発表、手話、音声訳、要約筆記、展示の体験と市民のボランティア活動の紹介。子どもたちには昔の遊びのコーナーやおもちゃの病院がある。
食事では今回初めて燕市社協の就労支援センターが豚汁とおにぎり、牛丼、吉田福祉会の就労支援センターがおこわを販売する。柏崎市社協による白いたいやきやクレープの販売のほか、食べ物屋台コーナーもあるので、腹をすかせて出掛けたい。午後1時から野菜販売もある。
燕市障害者地域支援センターの製品販売、香りのリラックス教室、福祉関連団体の作品や日用品の販売も。
子どもボランティア体験発表は午前10時から行い、第一部で4小学校が「学校で取り組んでいるボランティア活動」を発表。第二部は「わたしのボランティア活動」で夏休みに小中学校から募集、応募のあった488点ものボランティアに関する作文のうち、最優秀賞9人、優秀賞22人の受賞者を表彰し、うち最優秀賞になった小学生6人が受賞作を朗読する。
ステージアトラクションは、児童センターや車いすダンスの発表、初めて分水マジック愛好会も出演して来場者を飽きさせない。
毎年1,400人もの来場者を数える、ボランティア関連のイベントとしては県内でも異例の規模の大きさ。昨年で助成金が打ち切られて本来なら昨年が最後のはずだったが、どうしてもことしも続けたいという参加団体の熱意が勝った。積立金を取り崩し、少ない予算のなかで爪に火をともすように経費を節約して開催にこぎ着けることになった。
来年の開催の見通しは立たず、今の形での開催はことしが最後となる公算が大きいが、それでも来年も続けたいという声がある。そうした思いを伝えるためにも、ひとりでも多くの来場を待っている。まつりの問い合わせは、燕市社協吉田支所(電話:0256-93-4630)へ。午前10時からの子どもボランティア体験発表で「学校で取り組んでいるボランティア活動」を発表する4小学校と発表する児童、「わたしのボランティア活動」の作文で表彰される最優秀賞9人と優秀賞22人は次の通り。敬称略。
■「学校で取り組んでいるボランティア活動」の発表
【粟生津小学校 平成24年度活動紹介 ボランティア委員会】▲井島真理▲笠原玄貴▲川本優輝▲青柳ルミナ▲安藤瑚陽▲河合来▲新田桃子
【吉田小学校 吉田小学校のボランティア活動 ボランティア委員会】▲青木美紘▲斉藤尚
【吉田南小学校 吉田南小学校のボランティア活動 思いやり委員会】▲風間美緒▲長谷川葵
【吉田北小学校 吉田北小学校のボランティア ボランティア委員会】▲和田侑里香▲丸山麻里亜▲村上應信▲熊谷新
■「わたしのボランティア活動」作文の受賞者
■小学生の部 | ||||
学年 | 賞 | 学校 | 名前 | 題名 |
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1年 | 最優秀賞 | 粟生津小 | 白倉侑哉 | ちょうないのくさとり |
優秀賞 | 吉田小 | 本間ひより | ちょうないのごみひろい | |
吉田南小 | 梅沢千夏 | ほいくえんとのこうりゅうかい | ||
吉田北小 | 込山麗大 | しんせつみっけ | ||
2年 | 最優秀賞 | 吉田北小 | 小林叶果 | ありがとう |
優秀賞 | 粟生津小 | 矢沢聖也 | 海のボランティア | |
吉田小 | 田中木乃香 | くつそろえがかりになって | ||
吉田小 | 高野優芽 | うれしいあいさつボランティア | ||
3年 | 最優秀賞 | 吉田北小 | 山上麗奈 | ボランティア作文 |
優秀賞 | 吉田小 | 竹井未央 | よごれたゆかをふいて | |
吉田南小 | 古沢千紘 | 七夕の日の交流会で楽しかった事 | ||
吉田北小 | 向井心優 | たいへんだったじんじゃのそうじ | ||
4年 | 最優秀賞 | 粟生津小 | 山口風香 | ホタルふっ活プロジェクト |
優秀賞 | 吉田南小 | 柴宮千明 | 笑顔いっぱいの交流会 | |
吉田小 | 板垣明日香 | みんなをすくいたい | ||
吉田北小 | 阿部詩央里 | 花火のためのぼ金 | ||
5年 | 最優秀賞 | 粟生津小 | 片桐杏 | 入浴介助(お手伝い) |
優秀賞 | 吉田南小 | 吉田安純 | ボランティア作文 | |
吉田北小 | 森山晴日 | ボランティア活動 | ||
吉田小 | 落合隼根 | ぼくでもできるボランティア | ||
6年 | 最優秀賞 | 吉田北小 | 熊谷新 | ボランティア活動をして思った事 |
優秀賞 | 吉田小 | 中沢凛 | 初めてやったボランティア | |
吉田南小 | 長谷川葵 | ボランティアをやって、思ったこと | ||
吉田南小 | 平出晴也 | ボランティアをしたこと | ||
■中学生の部 | ||||
1年 | 最優秀賞 | 粟生津小 | 白倉侑哉 | ちょうないのくさとり |
1年 | 最優秀賞 | 吉田中 | 本間円茄 | 老人ホームヘ行って今、思うこと |
優秀賞 | 吉田中 | 羽生田泰彦 | ボランティア活動をふり返って | |
吉田中 | 石村奈々 | 今、出来るボランティア | ||
2年 | 最優秀賞 | 吉田中 | 塚原葵 | ボランティアについて |
優秀賞 | 吉田中 | 松尾来美 | 「ごみ拾いでわかったこと」 | |
3年 | 最優秀賞 | 吉田中 | 渡辺夏世 | ボランティア活動を通して |
優秀賞 | 吉田中 | 大竹真湖 | ボランティアについて |