燕・戸隠神社で秋季祭礼宵宮の15日夜、拝殿で燕御神楽神怜会が市指定文化財「戸隠神社御神楽」を奉納 (2012.9.16)

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燕市宮町・戸隠神社(星野和彦宮司)は15日を宵宮に16日は秋季祭礼。15日夜は拝殿で民俗芸能として燕市の文化財に指定されている「戸隠神社御神楽」が奉納された。

燕・戸隠神社秋季祭礼の宵宮に行われた神楽奉納
燕・戸隠神社秋季祭礼の宵宮に行われた神楽奉納

通行止めにした戸隠神社前の大通りには、40の露店が並んだ。例年約60の出店があるが、近郷の神社の祭礼とぶつかってことしは少なめ。この日は三条で全国2位の最高気温35.0度を記録する猛暑で、午後8時でも26.5度もある真夏と変わらない蒸し暑い夜に、浴衣を着た子どもが目立った。

拝殿の前は、秋田の竿灯(かんとう)を連想させる約200のちょうちんがともった。一般には参道にちょうちんを並べることが多いが、戸隠神社は参道が短いこともあり、壁のようにちょうちんを並べる。秋の祭りは収穫祭でもあり、新潟ならではの収穫したイネを天日に干す「はさ木をイメージ」(星野宮司)している。

例年より少なめだが露店は子どもたちでいっぱい
例年より少なめだが露店は子どもたちでいっぱい

かつては境内に舞殿を仮設したが、今は拝殿が舞台。ことしも燕御神楽神怜会(船山正幸会長)が「先稚児の舞」に始まって稚児が「花献の舞」、「羽返」、「末拾」、怜人が「五穀撒の舞」、「乙女舞」、「福神遊の舞」など合わせて9枚を披露した。

稚児は3歳から小学校6年生まで男6、女4の10人、怜人63歳までの3人、そして太鼓や笛を奏でる楽が3人で奉納した。燕御神楽神怜会が戸隠神社で神楽を奉納するのは年に一度、秋季祭礼の宵宮だけ。上太田の諏訪神社や南町の金山神社で神楽を奉納し、老人ホームの神楽の慰問も毎年恒例にしている。

稚児は原則として年中、週1回のペースで練習しているが、戸隠神社の秋祭りはまさに1年でいちばんの晴れ舞台。誇らしく、照れくさくもあるのか、稚児は笑顔を見せ、汗がじっとりと流れる暑さのなかでけいこの成果を披露した。

「福神遊の舞」の最後に子どもたちに菓子をまく恵比寿と大黒
「福神遊の舞」の最後に子どもたちに菓子をまく恵比寿と大黒

怜人のこっけいな舞には、見学の子どもたちも大笑い。最後の「福神遊の舞」では、サカナを釣るようすを面白おかしく舞った恵比寿と大黒が見物客に菓子を投げる「もちまき」で締めくくり、拝殿は菓子をキャッチしようとする子どもたちが歓声を上げていた。翌16日は午後3時ころから8つの氏子町内の子どもによるミニ万灯やたるみこしが行われ、5時20分から燕御神楽神怜会がはやし方を務めて江戸みこしも行われる。


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