「県央地域に舞台芸術を育む会」が発足、12月16日に加茂文化会館でオーケストラの生演奏によるバレエ「くるみ割り人形」全幕を旗揚げ公演 (2012.9.18)

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県央地域に子どももおとなも舞台芸術を親しむ環境をつくろうと「県央地域に舞台芸術を育む会」(福本徳子代表・13人)が設立。そのいわば旗揚げ公演として12月に加茂文化会館でオーケストラの生演奏でバレエ「くるみ割り人形」全幕を公演する。

「県央地域に舞台芸術を育む会」の旗揚げ公演として12月16日に加茂文化会館で開かれるバレエ「くるみ割り人形」のポスタ
「県央地域に舞台芸術を育む会」の旗揚げ公演として12月16日に加茂文化会館で開かれるバレエ「くるみ割り人形」のポスター

育む会は三条市神明町2、バレエスタジオ「アキコ バレエ アソシエイション」の小林明子主宰が発起人となり、三条、燕、加茂など県央地域の賛同者13人で設立した。

同バレエスタジオでは昨年、地域全体の舞台芸術の向上をと、県央地域では初めてオーケストラの生演奏のバレエ公演「くるみ割り人形」を開催した。加茂文化会館は県内でも珍しいオーケストラピットを備える。オーケストラピットは 舞台と客席の間に設けられたオーケストラ用の演奏場所。約800人が鑑賞し、次につなげるステップにと多くの期待と激励が寄せられ、同文化会館を活用した県央地域の舞台、音楽活動の発信に可能性を感じた。

16日の記者会見で左から指揮者の磯部省吾さん、「県央地域に舞台芸術を育む会」福本徳子代表、同公演総監督の小林明子さん、オーケストラ代表の石丸凉子さん
16日の記者会見で左から指揮者の磯部省吾さん、「県央地域に舞台芸術を育む会」福本徳子代表、同公演総監督の小林明子さん、オーケストラ代表の石丸凉子さん

「くるみ割り人形」はクリスマスシーズンに多く公演される。年末に「第九」が歌われるように、県央地域の冬の風物詩として公演が定着すれば、地域に夢、芸術を学ぶ人に目標、子どもたちに希望を持ってもらえるのではと考えた。子どももおとなも一緒に芸術を愛好できる環境づくりに貢献し、地域の芸術家の育成と舞台芸術の文化を根付かせるに至る大きな一歩を歩むことになるのではとの考えに発展し、その趣旨に有志が賛同して発足した。

左が福本さん、右が小林さん
左が福本さん、右が小林さん

16日に会見を行い、福本代表、同公演総監督の小林明子さん、指揮者の磯部省吾さん、オーケストラ代表の石丸凉子さんの4人が出席して、設立趣旨や公演概要を発表した。

12月16日午後4時から加茂文化会館で開く。中央から12人のゲストダンサーと、新潟市のエムズダンスアート、燕市のさゆりバレエスクール、三条市のアキコバレエアソシエイションの3つの地元スタジオからのダンサーなど総勢45人が出演する。オーケストラは、新潟セントラルフィルハーモニー楽団で、中央から7人を招き、プロ18人とアマチュア20人の計38人で編成。合唱は三条ジュニア合唱団。チケットは前売り4,000円で販売を開始した。

左が磯部さん、右が石丸さん
左が磯部さん、右が石丸さん

福本代表は、「ひとりでも多くの人に喜んでもらえる舞台を作っていきたい。その波が全県に波及していくことを願っている」と話し、多くの来場や同会への賛同に期待するとともに、県央地域から舞台芸術の発信をスタートした。

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