三条市の諸橋轍次記念館向かいのレストランを備えた「庭月庵悟空」=三条市庭月=は、来春のリニューアルオープンを目指して24日から休館するのに伴い、19日から23日までの5日間、同店で食事をした人に「ごんぼっぱの笹団子」をプレゼントする。
同店で食事をした人全員に、下田名物の「ごんぼっぱの笹団子」を1個ずつプレゼントする。「ごんぼっぱ」は、葉の形がゴボウに似たオヤマボクチという植物。かつて三条市周辺では、ヨモギの代わりに「ごんぼっぱ」を使った笹団子が作られ、ヨモギのような臭みがなく、ササ離れがいいと言う。
リニューアルは平成20年から取り組む「しただ郷交流拠点整備事業」の一環で、レストランなどを含む道の駅「漢学の里しただ」全体の大規模な整備を行うもの。レストランは内装を改修し、隣接する農産物兼加工施設の建設、情報コーナー設置や公衆トイレの改修なども計画されており、これまで「三条市交流促進センター」だった名称も「三条市下田地域交流拠点施設」に改める。
庭月庵悟空の坂内君代美代表は、改装後は、レストランは現在も下田地区の旬の味覚を積極的に使った料理が中心だが、より下田らしいレストランになるよう努力すると言う。今回は長期間の休業となることからも、これまで利用してくれた人への感謝の気持ちをプレゼントで表す。
営業時間は午前10時から午後4時だが、食事は午前11時からでラストオーダーが午後2時半。また、休業が秋の行楽シーズン直前で利用客にとっては残念との声もあるが、昨年の7.29豪雨災害の影響で、当初の今秋オープンの計画が遅れたようだ。