17日に続いて18日も県内はフェーン現象による季節外れの猛暑に見舞われた。三条の最高気温は36.4度で前日17日の37.3度に次いでことし2番目の暑さを記録。17日に続いて全国でも上から4番目の高温だった。
国内各地の最高気温は、中条の37.5度を最高に村上37.0度、新津36.7度、そして三条36.4度と4位以上を新潟県が独占した。
明け方の最低気温は26.3度で熱帯夜。朝のうちは晴れたが、しだいに雲が広がって日を遮る時間が増え、夕方前には空のほとんど雲に覆われた。
グリーンカーテンが断熱効果を発揮するように、直射日光がなければ意外に過ごしやすい。エアコンの効きも断然良く、日中を室内で過ごした人のなかには特別、暑く感じなかった人も多いだろう。
フェーン現象をもたらした台風16号は温帯低気圧に変わり、翌19日の予報は中越地方の最高気温は31度。それでも今の時期としてはかなり高いが、フェーン現象の猛威からは逃れられそうだ。天気は下り坂で、曇りで夕方から夜の初めころに雨が降る。
19日は彼岸の入りでもあり、いい加減、残暑にも別れを告げてほしいところ。18日のフェーン現象の空は筆で描いたような雲が浮かび、収穫を終わって切り株が残った田んぼにはムクドリと思われる鳥の大群が舞い降り、1枚の田んぼで数十羽がえさをついばんでいた。