「三条『カレーラーメン体操』キッズプロジェクト!」のDVDを制作した「燕三条ラーメン王国」=梨本次郎代表(国王)=は18日、三条市の子どもたちに体操をしてほしいとDVD75枚を三条市に寄付した。
「燕三条ラーメン王国」は、ラーメンを切り口に燕三条地域を盛り上げようと地元有志でつくる組織。2年前に高校生と作った『カレーラーメンの歌』にあわせた体操「カレーラーメン体操」を創作。制作期間1年余りをかけてカレーラーメンを提供する56店の店主や子どもたちなど100人以上が出演するDVDを完成させた。
午前11時に、燕三条カレーラーメン王国から代表の梨本国王、木村譲広報担当大臣、『カレーラーメンの歌』を歌う燕市のシンガーソングライター矢代秀晴さん、DVDを同王国と共同で制作した三条飲食店組合の岩城守組合長の4人が市役所を訪れ、国定市長に「カレーラーメン体操」やDVDを紹介し、手渡した。市は24の小学校と29の保育所にDVDを配布する。
持参したDVDをパソコンで映して、市長に完成披露。子どもたちの体操するシーンのほか、56店の店主が店ののれんの前で踊る(体操する)シーンもふんだんに使われており、ラーメン好きの市長は「あ〜、○○さんも出てる。しかも笑顔じゃないですか」と知り合いの店主らの出演も楽しそうだった。
100人以上が出演している撮影では、ラーメン店の店主の出演交渉が大変で、断られた店もあったり、撮影依頼の第一声が「あ〜、なにや〜!」と怒られながらだったことなどの撮影秘話も。
最後は、矢代さんのギターと歌の演奏で、梨本国王と木村広報担当大臣の2人がカレーラーメン体操を披露。目の前のライブパフォーマンスに「国王自ら…、豪華だな〜」と市長。カレーラーメンの作り手側の岩城組合長は、カレーラーメンンの取り組みを始めて5年だが「ここまで来るとは思わなかった」と笑顔だった。
また、同王国では、「カレーラーメン体操」を普及してくれる人を育てようと、11月に「カレーラーメン体操マスター」などの称号を作り、インストラクターの認定試験も計画しているという。
カレーラーメン体操のDVDは、300枚限定で制作。1枚1,000円で、JR燕三条駅2階の「燕三条wing」、燕三条地場産業振興センター、三条市南四日町3の大観楼(電話:0256-34-7974)で販売している。また、9月29、30日に燕三条地場産業振興センターなどで開催される「燕三条カレー産業博」の会場でも販売する計画だ。