17日の「敬老の日」にちなんで三条市南五百川、八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」では、30日まで「100のありがとう風呂」を行い、市内の小学生がお年寄りに向けて感謝の言葉を書いたヒノキの間伐材を湯船に浮かべて入浴しながら読んでもらっている。
浴槽に浮かぶのは、世界遺産「熊野古道」の森のヒノキの間伐材を輪切りにした「入浴木」。直径10センチ、厚さ3センチの円形で、三条市内の児童クラブの子どもたちからメッセージを書いてもらった。
「からだに気をつけて」、「ながいきしてね」、「いつもありがとう」などの手書きの文字やおばあちゃんの絵などがカラフルに描かれ、入浴客はヒノキの香りとともに癒されている。
この企画は、三重県尾鷲市の温浴施設が主催し、全国の温浴施設に参加を呼びかけて行っている。湯船の「入浴木」の数は99個。もう1つの「ありがとう」をあなたが直接、伝えることで、「100のありがとう風呂」が完成するという。
いい湯らていでは、9月8日から30日まで行っており、「心も体も温まる100のありがとう風呂に、大切な方と一緒にいらっしゃってほしい」と来館を呼びかけている。