(財)燕市交通安全協会は19日、燕市交通安全センターで交通安全「旗」リレーの出発式を行い、ことしも燕市内の安全運転管理事業所で交通事故防止を呼びかけるリレーをスタートし、交通安全「旗」を3カ月かけて301事業所でリレーする。
同安全協会の安全運転管理者部会(小田島繁信部会長)所属の安全運転管理者選任事業所301事業所を24のブロックに分け、12月末までの3カ月をかけて、1事業所が約1週間「交通安全『旗』」を掲げ、交通安全署名簿や安全運転の冊子をリレーしていく。
交通安全旗は、黄色の地に「安全運転実践運動実施中」の赤い文字、その両脇に「事故なしで 職場と家庭に 咲く笑顔」、「安全運転管理事業所無事故旗リレー」と書いている。
出発式には、リレーの最初のランナーとなる24ブロックの事業所が出席。参加者を代表して燕振興工業(株)=燕市小池=の安全運転管理者、水野昭夫営業課長が燕署の小林謙太郎副署長から交通安全旗を受け取り、安全運転を心がけると誓いの言葉を述べた。
燕署からの指導講話では、夕暮れが早くなるこの時期から暮れまでの特徴は、夕方の事故や高齢者の事故の発生が多く、ドライバーは自動車のライトの早めの点灯やこまめな切替をと話した。さらに、高齢者の事故防止で、夜間に歩いているなどの高齢者を見かけて危ないと感じたら警察に連絡してほしいと協力を呼びかけた。
交通安全旗リレーは、企業内の通勤や営業車の運転でほかの模範となる交通安全行動意識を高め、家庭を含む地域でも交通安全意識の高揚をと取り組んでいる。燕市の合併前の2002年の夏のトロフィーリレーに始まり、盾やフラッグでリレーしたこともあり10年以上も続いている。