燕市ジュニア新体操クラブ(門谷淳子代表)は21日、初めて開いた発表会で販売したオリジナル缶バッジの売り上げを燕市の子ども夢基金に寄付した。
同クラブは昨年11月に発足し、園児から小学校4年生まで66人の生徒が練習に通っている。8日に燕市体育センターで初めての発表会を開き、会場で3種類の缶バッジを1個200円で販売した。
缶バッジは新体操している姿をデザインした2種類と分水おいらん道中PR隊のマスコット「きららん」をデザインした1種類で、いずれも代表の門谷淳子さん(36)=燕市水道町1=のデザイン。85個が売れ、その売り上げをそっくり寄付した。
寄付は門谷さんと同クラブの育成コースに選ばれた6人が市役所を訪れた。育成コースの6人は田中みなみさん=燕西小4年=、池沙耶香さん=同=、広瀬琉亜さん=島上小2年=、鳥部つかささん=燕西小2年=、角倉実沙さん=吉田北小2年=、矢代賀子さん=燕南小1年=。6人が並んで鈴木市長に寄付を手渡した。
応接室の大きないすにちょこんと腰掛けた6人。鈴木市長に、新体操を始めた理由を聞かれると「元々、体が柔らかかった」、「オリンピックですごいなと思って」。燕中学校の新体操部に入りたいという子もあり、燕中にことし新体操部が復活したのは鈴木市長も初耳だった。
新体操の楽しさは「できたときの達成感がいい」というおとなのような表現をする子もいれば、夢を聞かれて無邪気に「オリンピック!」という子もいて、鈴木市長も目尻を下げっぱなしだった。
6人は市役所に到着すると職員の前に整列して「よろしくお願いします!」と一列に並んで頭を下げ、応接室を出るときも大きな声で「ありがとうございます!」。華やかなイメージの新体操だが、体育会系を感じさせるきちんとした礼儀作法に職員も驚いていた。