一般財団法人燕市体育協会(柴山義栄会長)は24日午後7時半から吉田産業会館で、岐阜県で開かれる「ぎふ清流国体」、障害者スポーツの「ぎふ清流大会」の出場選手等激励会を開き、両大会に出場する燕市在住、在勤、在学の選手、監督、コーチ合わせて44人を激励した。
燕市から出場するのは、ぎふ清流国体が12種目の40人、ぎふ清流大会が3種目の4人。種目別ではぎふ清流国体は体操9人、自転車7人、水泳5人、レスリング2人、空手道4人、カヌー4人、剣道4人、弓道1人、、ラグビーフットボール1人、山岳1人、、アーチェリー1人、クレー射撃1人、ぎふ清流大会が陸上競技2人、卓球とフライングディスクが1人ずつ。
柴山会長から選手一人ひとりに激励金5,000円を手渡した。さらに燕市からは市内在住者に限る39人に1人3,000円の激励金を贈り、藤沢健一教育長が代表にまとめて手渡した。
柴山会長は「封筒の中身は大変、薄いんですが、皆さま方に対する期待と激励の気持ちは、何倍も大きい」と少額であることを詫びながら、国体を通過点と思い、「もっと上を目指してぜひオリンピック等世界大会に出られるだけの努力と夢は捨てないでほしい」と願った。
藤沢教育長は、出席した選手らの活躍は「燕市民に大きな夢と感動を与え、健康スポーツ都市宣言をした燕市の目指す健やかな心を体を育み、明るく活力のあるまちづくりの実現に大きな力になっているものと確信」。「なぎる力と磨いた技をいかんなく発揮し、勝利を勝ち取っていただきたいと強く願っております。8万人の燕市民の思いをばねに大活躍されることを心よりご期待申し上げます。ぜひ、岐阜で思いっきり暴れまくっていただきたい」と求めた。
選手代表でカヌー成年女子のカヌーワイルドウォーターに出場するパール金属勤務の本田圭さん(23)=燕市中島=が「ひとつでもいい成績を、一段でも高い表彰台を目指し、新潟県選手団としての誇りと感謝の気持ちを胸に精一杯力の限り競技してまいります。また、本大会をきっかけに新潟県の、また燕市のスポーツのさらなる発展と向上につながれば幸せだと思っております」と謝辞を述べた。
本田さんは県立分水高カヌー部出身で、ことし6月にフランスで開かれたカヌーワイルドウォーター世界選手権に初出場した。2009年のトキめき新潟国体では、1500m種目3位、スプリント種目6位に入賞しており、ことしはそれ以上の記録を目指す。世界大会を終わって「この2カ月間、体調を整えてきました」と自信を見せており、活躍が期待される。
ぎふ清流国体の本大会は9月29日から10月9日まで、ぎふ清流大会は10月13日から15日まで開かれる。