小学生がキットからロボットを作るアイデアやロボットを操作する技術、作戦を競う第2回ロボコンジャパンカップの本大会が23日、三条商工会議所で開かれ、個人戦62人、団体戦12チームが出場して頂点を競った。
燕三条青年会議所主催で2006年から毎年開かれている「ロボコンチャレンジカップ」を昨年から燕三条JCのOBと現役を会員とする特定非営利活動法人ロボコンジャパン(丸山光博理事長)が主催し、「ロボコンジャパンカップ」と名称も変えてスタートした。
市販の有線のコントローラーで操作するロボットのキットを作り、自分で作ったロボットで設定されたフィールドで競技するもの。小学校3年生以上を対象に燕三条と新潟、長岡の3会場でキットを作る教室を開いたあと、それぞれ予選会を開き、勝ち抜いた選手がこの日の本大会に出場した。
フィールドは壁を隔てて半分ずつの陣地に分かれ、各陣地に20個ずつピンポン球を入れてスタート。陣地のわきに相手の陣地へピンポン球を流し入れるための滑り台のようなスロープがあり、自陣のピンポン球をロボットのバケットに載せて運び、相手の陣地に入れて競技時間終了時に自陣のピンポン球が少なかった方が勝者。団体戦は3人編成で、2つのフィールドを合わせた大きさなフィールドにいっせいに3人でプレーし、同じ要領で競技した。
タイムレースではなく、1対1の競技なので、いやでも白熱する。勝って飛び上がる子もいれば、負けて目に涙をためる子も。保護者も「落ち着け!」、「下がれって!」、「焦んな!」と子ども以上にエキサイトする場面もたびたびあり、親子で競技に夢中だった。
個人戦は予選リーグ、決勝トーナメント方式、団体戦はトーナメントで競って3位以上を表彰したほか、ロボット製作のアイデアにより特別賞とし燕市長賞と三条市長賞を決めて表彰した。3位以上と特別賞は次の通り。敬称略。
■個人戦
■団体戦
■特別賞