燕市が東京ヤクルトスワローズとの交流で市内に開設した農業体験田「スワローズ・ライスファーム」で23日、稲刈りが行われ、春の田植えに続いて首都圏から日帰りバスツアーに参加したスワローズファン64人が稲刈りを体験した。
5月26日に行われた田植えの日帰りバスツアーには58人が参加した。今回はそのときに植えたコメを収穫しようと行われたバスツアー「東京発つば九郎といこう!ロハスな稲刈り体験とのんびり温泉てまりの湯」。田植えを上回る64人の参加者は観光バスに2台に分乗して来燕した。
その到着前から燕市ではコラボ事業ですっかりおなじみになったヤクルトのマスコットキャラクター、つば九郎が登場した。この夏の吉田まつりで子どもたちが作った、つば九郎の子どもみこしも持ち込んみ、「がんばれ!クライマックスシリーズ」とあるたすきをかけて展示。一足早く訪れた地元の人たちに抽選でグッズをプレゼントしたあと、ツアー参加者を迎えた。
つば九郎はファンからプレゼントしてもらった巨大な麦わら帽子をかぶり、あいさつしている人のマイクを奪ったり、マイクを押しつけたりと相変わらずの暴れん坊ぶりを発揮。鈴木力市長は2週間前に新潟市で開かれたヤクルト対巨人の公式戦も観戦しており、ファンの間で鈴木市長の知名度も上がり、鈴木市長は顔なじみになったファンとあいさつしていた。鈴木市長の「(ヤクルトの)クライマックスシリーズ進出がほぼ確実になってきましたので、きょうの稲刈りでそれを確実なものにしましょう!」にファンは拍手し、歓声を上げて喜んだ。
あいにくの雨降りに見舞われため、稲はかまで1人が1株、2株を刈り取っただけのまね事で終了。それでも精米された状態した見たことがないだけに、自分で刈った稲穂を大事に持ち帰っていた。もっとも大半はつば九郎ファンなので、稲刈りが物足りなくてもつば九郎と一緒なら幸せで、稲刈り後は特製「つば九郎弁当」を味わい、つば九郎とスワローズグッズの抽選会を楽しんだ。
その後は燕市温泉保養センター「手まりの湯」で温泉につかり、燕三条アウトレットショップ「ストックバスターズ」で地場産品を買い物して帰った。