保護司を最後に公の職すべてから離れるのを機に元三条市教育委員長の梨本清一さんが三条市の教育行政に役立ててほしいと200万円を寄付 (2012.9.26)

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三条市の教育委員長や小中一貫教育検討委員会委員長など数多くの社会的な役職に就いた三条市西本成寺2、(株)梨本商店会長の梨本清一さん(76)が30日で保護司をやめ、すべての公の職から退くのを機会に三条市の教育行政に役立ててほしいと200万円を寄付した。

三条市の教育行政に役立ててほしいと国定市長に200万円を手渡す梨本清一さん
三条市の教育行政に役立ててほしいと国定市長に200万円を手渡す梨本清一さん

午後1時半に梨本さんが市役所を訪れ、のしぶくろに包んだ善意を国定市長に手渡した。「いろんな仕事をさせてもらい、30日で保護司が終わる」と梨本さん。保護司は年齢により30日で2年の任期が終わると最後になる。「地域にお世話になり、こういう仕事をさせていただいた感謝の気持ち」と話した。

梨本さんの就いた主な職は、保護司34年、人権擁護委員13年、民事調停委員16年、司法委員11年。さらに三条市教育委員を2011年7月まで15年間務め、04年までの5年間は教育委員長に。ことし7月までの4年間は三条市小中一貫教育検討委員会の委員長も務めた。

やりきった充実感もあるのか、満面の笑顔で市長と話す梨本さん
やりきった充実感もあるのか、満面の笑顔で市長と話す梨本さん

国定市長は、三条市の教育の方向感を決めていただいたと、そのことだけでもこちらが感謝することと恐縮。さらに、スタートをきった小中一貫教育などについて、思いに恥じないようにしっかりやっていくのが使命だと思ったと話した。

梨本さんは、三条市初めての一体校となった第二中学校と一ノ木戸小学校の様子をたずねながら、これから先も「小中一貫教育をどうしてやったのかという質問に、わたしたちは答え続けて行かなくてはならないと思っている」と話し、国定市長は「末永く見守ってください」と願った。

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