(社)新潟県トラック協会三南支部(金子正孝支部長・54会員)は26日、交通安全に役立ててほしいと三条市に10万円を寄付した。
午後2時に同支部の金子支部長=日本通運(株)三条支店支店長=と渡辺喜彦副支部長=マルソー(株)会長=、金子四郎事務局長の3人が市役所を訪れ、金子支部長から善意を包んだのしぶくろを国定勇人市長に手渡した。
同支部は、三条、見附、加茂の3地区にある54の運輸業者でつくる。平成7年から交通安全に役立ててもらおうと寄付活動を始め、現在は同支部管内の三条市、見附市、加茂市に交互に寄付を継続し、ことし18回目。三条市には2年に1度、寄付している。
また、同支部では、10月9日の「トラックの日」にあわせた社会貢献活動事業として、昨年から国道の清掃活動を実施しており、ことしは、10月5日に見附地区は国道8号線見附市は居島交差点付近で、翌6日に三条・加茂地区では三条市須頃交差点付近の清掃を行う。
昨年、初めて実施した清掃活動を通じて、歩行者の立場を体験し、配慮の必要性を身をもって感じたという。ふだんトラックを運転する立場の会員たちが交通量の多い場所を歩きながら清掃していると、徐行もしないで自分たちの脇を通る自動車に「本当に怖い思いをした」。頭ではわかっていることだが、歩行者の立場を身をもって体験し、いっそう感じたと話していた。
三条市では同支部からの善意は、これまではカーブミラー設置に充てていたが、4月に発生した亀岡市で登校中の児童らの列に車が突っ込んだ交通死亡事故事件を受けて、三条市でも通学路の安全点検を行い、注意カ所などに看板を設置することにしていることから、今回はその交通安全の看板設置費用に充てる予定だ。