燕市武道協議会(田辺良文会長)主催の第1回燕市武道祭が30日、燕市体育センターで開かれ、同協議会加盟団体から151人が参加して柔道、合気道、空手道、剣道、太極拳、弓道の演武披露と武道体験を行った。
同協議会を構成する燕市剣道連盟、燕市弓道連盟、燕市柔道連盟、燕市合気道協会、吉田太極拳クラブ、燕市空手道連盟が参加。壇上から主催者や来賓ら十数人が見守るなか、団体ごとに順に演武を披露したあと、来場者から自由に参加してもらう武道体験も行った。
同協議会は、燕市内の武道団体に呼びかけて昨年、発足。それを象徴する意味でも初めて各団体が一堂に会した武道祭を開いた。田辺会長は「武道はそれぞれの競技が相互に関係してるので、連携を図る意味は大きい」と言う。県が建設計画を進めている県立武道館の建設候補地に燕市が名乗りを上げていることについては「県立武道館誘致も協議会の活動の一環」と考えており、発足にあたって燕市体育協会加盟団体に声をかけたが、「加盟していない武道団体にも参加を呼びかけていきたい」と話していた。
来賓祝辞で鈴木力燕市長は、燕市は武道が盛んなまちで、昨年発足した武道協会の主催で武道祭が開かれるのは「本当に意義深いこと」と喜び、県立武道館誘致で先に上越市が知事に陳情したが、燕市もいろんな形で陳情しており、「ただ単に政治的な形で陳情ということをするんじゃなくて、燕市の場合、まさに県下一、武道の盛んな土地なんだということ」をアピールするのが大事と話した。