鈴木力燕市長は1日午前10時から定例記者会見を行い、3カ月を費やした広報つばめ「子ども版」が計画通り広報つばめ10月15日号に折り込まれることなど5項目を発表した。
鈴木市長は14日に燕市・道の駅国上で行われる第8回越後くがみ山酒呑童子行列で参加者に配布する漫画界の巨匠、永井豪描きおろしの酒呑童子をデザインしたオリジナルTシャツをワイシャツの上に着て会場へ。「こんな格好させられました」と恥ずかしがり、ポスターを掲げて参加をPRしてから本題に入った。
広報つばめ「子ども版」は小学生が広報紙をつくる初めての企画。市内小学生を公募、応募した10校の小学生21人を「子ども記者」に任命し、3班に分かれて3カ月間に6回の編集会議や取材を行った。
8ページの小冊子で広報つばめに折り込む形で29,200部を配布するほか、市内全小学生分5,000部を配布する。発行日の15日は午後6時半から市役所吉田庁舎で「こども記者」の終了式を行い、市長から記念品を贈り、子ども記者から感想を話してもらう。
このほか、燕市産業史料館でネームタグの販売、燕市と南陽市の交流の発展、「つば九郎米」の新米発売、全国学校給食週間の優秀レシピ受賞者決定について話した。
燕市産業史料館でのネームタグの販売は、来館記念として1個300円で販売する。縦4センチ、横2.5センチのステンレス製で、図柄は同史料館の展示物のなかでも人気のある展示物のプリカジュールスプーン、やかん、洋食器、キセルをそれぞれデザインした4種類。加えてその場で撮った顔写真と名前、日付を専用のメタルプリンタで刻印し、世界でひとつだけのオリジナルグッズができあがる。
燕市と南陽市の交流は、山形県南陽市との都市交流連携事業の一環で、10月に両市で行われるイベントに物産店を相互出店し、物産の販売PRを行う。
7日に燕市物流センターで開かれる燕青空即売会の「つばめるしぇ」に南陽市が出店し、芋煮、名物の玉こん、地酒などを販売。一方、20、21の2日間、南陽市中央花公園特設会場で開かれる「南陽の菊まつり」に燕市が出店し、燕産品や白ナス、カキなどの農産物を販売する。
つば九郎米の新米発売は、燕市が東京ヤクルトスワローズとのコラボ事業で昨年、初めてスワローズのマスコットキャラクター、つば九郎をデザインした「つば九郎米」を発売したが、ことしの新米も新たに「平成24年バージョン」としてこの日、発売した。
450グラム入り500円、5キロ入り2,700円。コメの価格が上がったため、5キロ入りは昨年の200円アップ。450グラム入りは昨年、手作業で詰める凝ったパッケージだったが、今回は機械で詰められるポリパッケージにしてコストダウンし、昨年と同じ500円に据え置いた。貴、緑、ピンクの3色あり、真空パッケージにしたので保存性が向上した
5キロ入りも水色だった地色を白地に赤いピンストライプを変えた。JA越後中央のスワローズファンの提案で古いスワローズのユニホームをイメージしたという。昨年のつば九郎米は9月9日までに6.3トン売れた。やはり燕市のブランド米「飛燕舞」が6トンで、それを上回った。新米も前回と同じく7トンの販売を目標にする。
販売はJA越後中央直販サイト、都内にある燕市のアンテナショップえちご燕物産館両国店・町田店、県内は燕市・道の駅国上、燕三条地場産業センター、ほかに燕市の農業イべントや球団ファン感謝デイ、ちらしによる注文販売も行う。
18日から21日まで東京・表参道新潟館ネスパスで開催かれる「ときめき秋の陣 Part4」(燕市・燕市農業再生協議会主催)でも、週末の20日午前10時半から21日午後4時まで「つば九郎米」450グラムと「つば九郎エコカップ」のセットを先着100人に1割引の2,700円で販売。20日の午前はつば九郎も来場して販売に一役買う。
全国学校給食週間の優秀レシピ受賞者決定は、応募90件のなかから審査で優秀なレシピとして金賞3つ、銀賞5つの計8つを決めた。子どもに燕市産農産物のおいしさを知ってもらい、親しみを深めてもらおうと、「燕市の農産物を使ったアイディアレシピ」をテーマに募集した。
受賞したレシピは、11月ころから学校給食のメニューに登場する。11月1日午後6時半から吉田庁舎で受賞者の表彰式を行う。受賞者のレシピ名と名前、学校は次の通り。敬称略。
■金賞
「卯の花でポテトサラダ」和田美代子(勇大)・分水中
「米粉のトルティーヤ、なすみそ包み」松井結芽・吉田南小
「じゃがいものカニ風味ナムル」関川達也・大関小
■銀賞
「じゃがいもと空豆の煮物」木村貴美子(萌夏)・分水小
「里芋のぬるっとサラダ」梅野慶太郎・吉田小
「トマトのはいったふんわりポトフ」山崎泰生・大関小
「野菜たっぷり米粉のすいとん汁」遠藤祐太郎・大関小
「なすのフライ、トマトソースかけ」笹崎圭祐・大関小