NPO法人信濃川大河津資料館友の会(早川典生理事長)では、6日午前10時から信濃川大河津資料館で大河津分水をのぼってきたサケを使ったサケ汁を無料でふるまうサケまつりをはじめ、信濃川教養講座、俳句を楽しむ会を行うので、広く参加を呼びかけている。
午前10時から信濃川教養講座、11時半からサケまつり、午後1時から俳句を楽しむ会を行って3時に終わる。いずれも参加は無料。
信濃川教養講座は友の会会員の藤家治義さん=長岡市=を講師に「サケは信濃川をどう泳ぐ?」のテーマで聴く。藤家さんは信濃川河川事務所の委託を受けて発信器をつけたサケを大河津分水の下流側で放し、どこまでどういう風に川をさかのぼるかを昼夜を問わずリアルタイムで追いかける調査を行っており、その調査結果などを話す。
サケまつりは同資料館正面玄関前にテントを張って行う。魚沼漁業協同組合分水支部の協力で、大河津分水でとったサケを使ったみそ汁、サケ汁を調理。おにぎりとあわせて一般の人に無料でふるまう。サケ汁が無くなったらそこで終わる。荒天のときは中止する場合がある。
俳句を楽しむ会の講師も友の会会員で、田村紅子さん=新潟市=。同資料館周辺を散策して俳句の材料を集めてきてもらってから行い、秋の分水を一句、ひねってもらう。俳句を詠んだことのない初心者も大歓迎だ。
友の会の会員は約250人と34団体。サケまつりは、大河津分水への理解を深めてもらおうと毎年秋、サケが遡上(そじょう)する季節に合わせて開いている。俳句を楽しむ会は春や秋に開いているが、今回は初めてサケまつりと一緒に開いてみることにした。参加申し込みや問い合わせは友の会へ電話(090-1996-1256・斉藤さん方)かファクシミリ(0256-97-3682)で。