長岡市中之島文化センターは5日、「大野雄二&Lupintic Five Lupintic Night Jazz Concert」を開き、「ルパン三世」のテーマ曲の生みの親、大野雄二が率いる6人編成のジャズバンドがよりジャズ色を濃くアレンジした「ルパン三世」の楽曲を中心とした演奏、来場した約400人を魅了した。
大野雄二はジャズピアニストで作曲家、編曲家としてあまりにも有名。「ルパン三世」に提供した楽曲の数々は「ルパン三世」のアニメのイメージづくりに大きく貢献し、「ルパン三世」と聴けば真っ先に頭のなかでテーマ曲が流れる人も多いはずだ。
その「ルパン三世」の楽曲をメーンにジャズをわかりやすく広めようというのが、大野雄二率いる「大野雄二&Lupintic Five」。これまでもアルバムリリースとあわせて全国でコンサートを活動を重ねている。
6人のプレーヤーは、ルパン三世やジャズをイメージさせるそろいの黒のスーツに黒のネクタイで登場。「ルパン三世」のテーマ曲のショートバージョンでオープニングを飾ると、峰不二子のテーマ「ラブ・スコール」、五右衛門のテーマ「斬鉄剣」、次元のテーマ「トルネード」のほか、映画「犬神家の一族」の「愛のバラード」、さらに「テネシー・ワルツ」や「ハーレム・ノクターン」なども演奏した。
バンド構成は大野雄二のピアノにギター、ベース、ドラム、トランペット、サックス。国内の一流ジャズミュージシャン。曲によってソロ回しもたっぷりあり、ジャズファンにはたまらない。大野雄二は生ピアノとローズピアノを激しい曲では、いすから立ち上がり、ひとりでしっとりとソロも披露してファンをうならせていた。