新潟県農業総合研究所畜産研究センター=三条市棚鱗=は6日、同センターで「ふれあい開放デー」を開き、訪れた家族連れなどがウシの搾乳体験や子ブタとのふれあいなど動物とのふれあいを楽しんだ。
ウシの乳しぼり、ヤギへのエサやりと聴診、子ウシへの哺乳の体験、ひよこや子ブタとのふれあい、そしてバター作り、牛乳の試飲からクイズウオークラリー、飼料作物の巨大迷路、試験研究成果パネルの展示など、ふだんは関係者以外立ち入りできない同センターを開放し、飼育する家畜や設備を利用した催しを行った。
雨が心配される天気だったが、近隣市町村から家族連れを中心に800人近くが来場。下田郷らしからぬ北海道の牧場を思わせる広大な景色は、ちょっとした驚きだ。
動物とのふれあいコーナーでは、子どももおとなもひよこやヤギやウシをさわったり、なでたり。とくに人気は前日にふ化したひよこで、「あったかいよ」、「かわいい」と、種類によって黄や黒の色が違うひよこをそっと手のひらに載せ、一緒に写真を撮ったりしていた。
ウシの搾乳体験は、家族で体験する人も多かった。職員の指導で体重600キロ以上もある大きなウシの腹の脇にしゃがみ込み、恐る恐る乳に手を伸ばしてしぼった。
三条市の小学5年生の女の子は、「あったかかった」、「水鉄砲みたいにぷしゅーって出たよ」と、初めての搾乳体験にはしゃいでいた。