三条市・法華宗総本山本成寺で御会式を前にお逮夜の12日夜、ことしも本成寺万灯奉納会は万灯行列を継続 (2012.10.11)

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三条市・法華宗総本山本成寺は13日、宗祖日蓮聖人の命日に行う御会式(おえしき)が行われるが、「お逮夜(たいや)」と呼ばれるその前日12日夜、ことしも本成寺万灯奉納会による万灯行列が行われる。

本成寺で10日の太鼓練習後の本成寺万灯奉納会会員
本成寺で10日の太鼓練習後の本成寺万灯奉納会会員

本成寺万灯奉納会の万灯は、午後6時40分に本成寺境内から東側の黒門前を出発する。小若連と呼ぶ小学生中心の子ども約30人とおとな約20人が参加し、万灯とともにうちわ太鼓を打ちながら進む。かつての桜土手の名残の道路を右回りに進み、参道から赤門を抜け、7時半に同寺に戻る。この後、本堂で読経が行われる。

ことしは同門の本楽寺=新潟市南区庄瀬=、日蓮宗の実盛寺=三条市本町2=、本山のおとなの万灯の「一灯会」のそれぞれ万灯が行列に加わり、総勢約200人の行列になる。本成寺万灯奉納会は、竿灯(かんとう)のように並べてくんだちょうちんや、まといも一緒に進む。

本成寺万灯奉納会は、9月27日から毎晩のように本成寺に集まって万灯行列に出す高さ約4メートルある万灯2基の花作りと花付けから組み立て、搬出を行い、6日からは太鼓の練習を行った。

うちわ太鼓のリズムは、合奏のように同時にたたく「表」と「裏」の2種類、さらに赤門を通ると題目を唱えながらたたく「題目太鼓」、客殿に着くと「帰り太鼓」の4種類ある。それほど難しいリズムパターンでもなく、子どもたちは考えなくても自然に手が動くほどしっかりマスターしている。

御会式を待つ本成寺
御会式を待つ本成寺

本成寺万灯奉納会は、1985年から御会式で万灯行列を行っている。それから10周年の1995年、約100人が参加したのをピークにその後は少子化もあって年々、参加が減っている。ことしは中止ししようという意見もあったが、一度休んでしまうと再び行うのは難しくなるだろうと、無理をしてでもことしも続けることにした。

組織も立て直した。会員は12人。ほとんどが毎年、節分に本成寺で行われる名物行事、鬼踊りを演じる本成寺鬼踊り奉賛会の会員を兼ねており、西本成寺青年クラブにも声をかけて集めた。12人のうち半分は、今回が万灯行列デビューだ。

初めて万灯行列に参加する印刷業鈴木宏彰さん(34)=三条市直江町4=は、「本山の行事を途絶えさせないということがいちばん。万灯行列の準備をするうちに、これからも協力したいという気持ちが会員に芽生えてきたと思います」と喜ぶ。「とりあえず本成寺に万灯行列があることを知ってもらい、少しでも見に来てくれる人も増えれば」と見物の目も待っている。

Facebookページも開設した。アドレスは「http://www.facebook.com/mandokai」。アップした写真で万灯が作られるプロセスや太鼓の練習のようすを見ることができる。


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