三条市は13日午前9時から三条市体育文化センターで第8回三条市美術展(市展)の開場式を行い、県立三条商業高校書道部の書道パフォーマンスと式典を行って17日まで5日間の市民の美術の祭典の幕を開けた。
書道パフォーマンスは、一昨年の三条東高校、昨年の三条高校と市内の高校書道部が順に参加しており、今回は三条商業高校の書道部12人が参加。100人以上のギャラリーが見守るなか、縦横数メートルもある大きな紙に、長さ1メートル余りの大きな筆も使って披露した。
式典では、同美術展会長である国定勇人市長は、市展が若くエネルギッシュな高校生の書道ガールズによって封切られただけでなく、新市として初めて、旧市から数えても30年近い時空を超えて市展賞に現役の高校生の作品が選ばれたことを評価し、「これから先の三条市の文化芸術面においても大いに期待を持てる喜びあふれるニュース」と歓迎した。
一方でエネルギッシュであることは芸術文化に限らず性別や実年齢とは関係なく、数多くの老若男女からエントリーがあり、「すべての作品が個性豊かでエネルギッシュで会場内を彩っているのでは」と話し、大勢の来場を願った。
入口前で、国定市長はじめ、三条市議会の熊倉均議長、野崎正志市民福祉常任委員長、審査員代表の近藤充さん(洋画)、同美術展運営委員会の弥田正藏委員長の5人がテープカットを行い、開場した。
展示作品は、日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真の6部門に応募のあった351点のうち、各部門の市展賞や名誉市民賞、高校生対象のホープ賞など入賞と入選の299点、さらに審査員出品6、特別出品21、運営委員出品17、無鑑査14の計357点。
また、同時開催として「わくわく文化未来塾」の小学生の作品も同じフロアに展示している。午前9時から午後6時まで、最終日17日は午後3時半まで開場。入場無料。