14日に三条の中心市街地の公道を1.7キロにわたって歩行者天国にして前代未聞のスケールで開かれる「三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」を翌日に控えて13日夜、交流出店のために各地から来条した市町村職員や民間の出店者など合わせて40人余りが参加して交流会が開かれた。
交流出店は三条別院境内で行われる。そのうち、交流会に参加したのは、佐賀県武雄市、島根県津和野町、青森県西目屋村、秋田県美郷町、福島県南相馬市、長岡市小国町。今春、三条市の中心市街地活性化シンポジウムで基調講演、パネリストを務めた「日本一元気な商店街」と評される長崎県佐世保市街地の活性化の仕掛け人、長崎県佐世保市のさせぼ四ヶ町商店街協同組合理事長で佐世保市商店街連合会会長の竹本慶三さんも参加した。
国定勇人市長は、全国からの交流出店者を前に「いよいよ我々にとっては待望の、ドキドキの三条マルシェが明日に迫ってまいりました!」と高揚感を味わいながらあいさつ。「町の中心部は町の未来の予想図」で、町の中心部で起ころうとしていることはいずれ町全体に波及し、「町の中心部で起こっていることに果敢にチャレンジすれば町全体が数年後、救われていくのではないか」と考えた。
そんななか、竹本さんが商店街で長さ1キロに及ぶテープカットを行って県内のメディアを集めた話を聞き、「我々もできるんじゃないのかな、そんな思いから始めたのが、あしたの三条マルシェでございます」と三条マルシェを始めたきっかっけが竹本さんにあったことを話した。「これらも三条市発展のために皆さま方にはぜひとも三条市の応援団になってほしい」と求め、雨男を自負?する国定市長は、その初っぱなの仕事として「あした晴れにしていただくこと」と好天を呼び込んでくれるよう願った。
三条マルシェ実行委員会の箕輪勲男委員長の歓迎のあいさつ、斉藤弘文三条商工会議所会頭の音頭で乾杯、三條太鼓三小相承会の演奏のあと交流出店者が順にあいさつし、それぞれの町を紹介、アピールした。
会場全体に翌日の三条マルシェに対するわくわく感が広がり、すでに祭りが始まったようなにぎやかなムード。各地の出店者同士が名刺交換したり、この交流会が自体もひとつのイベントと成立するような盛り上がりで、ここでは一足早く三条マルシェがスタートしていた。
14日の三条マルシェは、午前10時から午後3時まで開かれ、166件、188小間の出店がある。今回はそれに先だって午前9時半から三条別院で「スマートウエルネス三条シンポジウム in マルシェ」が開かれる。また、さらに今回初めてパルム1跡地も会場に使い、13日は水たまりをよけて小間割りなどの作業が行われていた。