全国にも知られる三条市の名物行事に育った「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」。ことしも5月から毎月、歩行者天国した公道を会場に開かれ、今年度も6回目となった14日は1年で最も規模の大きな「史上最大・最強・最長」とうたって開かれ、秋晴れにも恵まれて人出は昨年10月の6万2,000人の5割増し、9万3,000人を数え、名実ともに最大の三条マルシェとなった。
朝から抜けるような青空が広がった。午前10時の三条マルシェのスタート前から会場近くの三条鍛冶道場周辺で三条市スポーツごみ広い、三条別院では「スマートウエルネス三条 シンポジウム in マルシェ」が行われて、これまで以上に立ち上がりの早い三条マルシェとなった。
今回は中央商店街の一部も歩行者天国にして、これまで最大だった昨年10月の三条マルシェよりホコテンの長さは2倍の延長1.7キロに。出店は5割増しの166店の188小間に及び、パルム1跡地も初めて会場に利用した。
数や規模が大きいだけではない。全国各地からの交流出店、三条市と各地の食材がコラボした「来ら丼大会」、地産地消フェア in マルシェ、9カ国の料理を集めた国際ストリート、市主催創業塾「ポンテキア」の受講者が7人が出店した「pontekiaタウン」、ほかにもステージイベントと、来場者を飽きさせない趣向がいっぱいだった。
なかでも注目を集めたのが、佐賀県武雄市からやってきた3匹のキャラクター、美味暮(おしくら)マン。同市は美味暮まんじゅう大会を名物行事にしており、そのPR役だ。美味暮マンはいつも子どもたちに囲まれ、本州初上陸となった美味暮まんじゅう大会三条場所も盛り上がった。大阪府箕面市の柚子(ユズ)のキャラクター、滝ノ道ゆずるも参加した。
「スマートウエルネス三条 シンポジウム in マルシェ」のパネリストなどを務めた筑波大学の久野譜也教授、シンガーソングライター普天間かおりさん、三条まんなかプロジェクト会長の相場浩さん、国定勇人三条市長の4人が「みんなで歩こう三条マルシェ」と銘打って三条マルシェ会場で店を訪ねながら、まちあるきを実践した。
日差しが強かったが、ちょうど正午ころから雲が広がって暑くもならず、これ以上ないくらいの天気に恵まれた。平成22年9月の第1回から6月の開催で通算来場者20万人を突破したが、通算14回目となったこの日で一気に通算30万人も突破して、30万人目を祝福するサプライズもあった。