19日開幕する第7回燕市美術展覧会の審査結果が発表され、5部門に応募のあった184点のなかから最高賞の市展賞とそれに次ぐ新潟日報美術振興賞を1部門1点ずつと5部門合わせて21点の奨励賞などが決まった。
応募は日本画に21人の22点、洋画に24人の27点、工芸・彫刻に35人の35点、書道に35人の35点、写真に45人の64点の5部門合わせて157人の184点。応募は減少傾向にあるが、ことしは昨年の155人の177点を上回った。
12日に応募作品が搬入され、15日に部門ごとに審査員による審査が行われた。奨励賞は日本画3点、洋画3点、工芸・彫刻4点、書道5点、写真6点。
また、先に13日から開かれている第8回三条市美術展では初めて高校生が市展賞を受賞して話題になったが、今回の燕市展でも初めて高校3年生にあたる工芸・彫刻部門で田上町の燕中等教育学校6年生石田光平さん(18)が受賞。陶芸作品だが、肉厚が薄く、鉄さびのような色もあって一見すると金工作品にしか見えない意欲的な作品で、注目を集めそうだ。
燕市展は19日から22日まで吉田産業会館で開かれ、入選以上の161点と燕市美術協会会員作品67点の228点が展示される。日曜の21日午後4時から同会館で授賞式。昨年は2,099人が来場しているが、ことしは同会館が21日投開票の県知事選の投票所になっているので、投票がてらの来場も期待でき、同会館に限らず投票がてらに会場へ足を運んで市展作品の鑑賞をと来場を呼びかけている。受賞作品は次の通り。
部門 | 作品 | 作品名 | 作者 | 住所 |
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日本画 | 船 | 佐々木喬 | 三王渕 | |
洋画 | ものたち | 山田三枝子 | 一ノ山 | |
工芸・彫刻 | GUGEN(具現) | 石田光平 | 田上町田上乙 | |
書道 | しのはらや | 古澤嘉峰 | 吉田寿町 | |
写真 | 虫、虫送れ | 明道進二 | 東町 |
部門 | 作品 | 作品名 | 作者 | 住所 |
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日本画 | 春日より | 今井好子 | 小高 | |
洋画 | 追憶 | 池田一誠 | 吉田下中野 | |
工芸・彫刻 | 秋思 | 飯塚国夫 | 白山町3 | |
書道 | あらたしき | 渡辺妃登美 | 一ノ山 | |
写真 | 怒濤の河 | 田村幸子 | 分水向山2 |
部 門 |
作品名 | 作者 | 住所 |
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日 本 画 |
八海山早春 | 田野小夜子 | 三王渕 |
老船 | 樋口寿夫 | 西燕町 | |
薫風 | 高橋松男 | 分水大武1 | |
洋 画 |
想(故郷I) | 田村忠男 | 野中才 |
水道の塔 | 星寛 | 佐善 | |
出勤 | 井塚れい | 灰方 | |
工 芸 ・ 彫 刻 |
流砂 | 小田島雅人 | 佐渡 |
メリーXマス 想 | 山倉悦子 | 新潟市東区上木戸 | |
北の大地の花畑 | 五百川豊美 | 道金 | |
陰月 | 大橋信義 | 本町一丁目 | |
書 道 |
良寛詩 | 早川聴琴 | 溝 |
むらさきの蝶 | 望月和子 | 殿島一丁目 | |
楚山秋晩 | 田巻静蘭 | 廿六木四区 | |
黄庭堅詩 | 広瀬白洋 | 長岡市寺泊蛇塚 | |
落葉 | 山宮義朗 | 地蔵堂本町三丁目 | |
写 真 |
海怒る | 高桑功 | 新町 |
ねむたいニャー | 平松美次代 | 殿島一丁目 | |
ファイヤーパフォーマンス | 佐野正一郎 | 吉田吉栄 | |
春の息吹 | 長谷川敏行 | 小牧 | |
初めての獅子舞 | 蝶名林稔 | 井土巻一丁目 | |
月の海 | 鴨井孝夫 | 横田 |