旧三条町を中心に三条市の中心市街地の歴史を伝える100本の小路の由来をまとめた『越後三条 小路百選〜小路のガイドブック〜』が11月1日、刊行される。
B6判、106ページで、本町1(上町)の「近清脇小路(きんせいわきこうじ)」に始まって神明町の「御境小路(おさかいこうじ)」まで、町内ごとにまとめて1ページに1本の小路の紹介を掲載する。
小路の名前の由来をはじめ、かつてそこに存在した建物や風俗について記述するとともに、小路の写真と小路の位置を示す地図、さらに現在の市道名、所在、幅員、延長も記載。携帯しやすいポケットサイズのデータベースとなっている。
さらに、すべての小路の位置を記したA3判の大きなマップの付録を付けた。このガイドブックを片手に、今すぐ三条のまちなかへまちあるきに出掛けたくなる、魅力的なガイドブックになった。
三条市は昨年、「ふるさと三条再発見調査事業」で三条の小路、鍛冶、凧を調査した。そのうち小路を調査の成果物としてまず小路のガイドブックを作成したもので、調査は三条歴史研究会(大野鉄男会長)が行った。
市は2010年にも総務省のICTふるさと元気事業交付金の採択を受け、スマートウエルネス三条の推進のために市街地を歩いてもらおうと、QRコード付きの小路の標柱を70カ所に設置した。今回はそれからさらに調査を進めて小路の数を100本に増やし、その後、わかったことを加え、解説を充実させた。1,000部を作成し、一部300円で販売する。詳しくは生涯学習課へ(電話:0256-47-0048)へ。