燕三条の果物と野菜で作る幻のミックスジュースで乾杯リレーのギネス記録をと、燕三条青年会議所(五十嵐利行理事長)は11月10日、JR燕三条駅で現在のギネス記録を大幅に更新する1,000人の乾杯リレーに挑戦する。小学校4年生以上を対象に先着順で参加者を募集している。
中国・広州の乾杯リレー321人の記録に挑戦しようと企画したが、10月7日に米国・カリフォルニア州のワイナリーの町ナパヴァレーでワイン乾杯リレー487人を成功させ、記録が更新されたばかり。しかし、燕三条JCの目標は、当初からそれをはるかに上回る1,000人なので、大勢に影響はない。
当日、参加者は正午受け付けで、挑戦時間は午後1時15分から3時まで。乾杯するミックスジュースの中身は、三条産のナシを主体に三条と弥彦のブドウ、下田のサツマイモ、燕のトマトの4品プラスアルファ。業者に委託して90ml入りの真空パックして、これを2、3本、カップに入れる。
乾杯のカップは、燕市の金属研磨の共同受注グループ「磨き屋シンジケート」のおなじみステンレス製「ECOカップ」。参加特典として使ったカップは参加者にプレゼントする。参加費は500円なので、これだけでもお得感満点。それも今回のギネス挑戦のデザイン入りオリジナルカップだ。さらに成功したあかつきには駅に記録更新プレートが掲示され、そこに参加者の写真が掲載される。
乾杯リレーはギネス社のレギュレーションにのっとり、乾杯した2人が飲み、隣りの人と乾杯してまた2人が飲みという形でリレーするので、1人が2回、飲む形。最初から最後までリレーが終わるまでの間、1,000人全員がトイレなどで席を外すことはできず、それどころか座ってもだめ。体力勝負な面もあり、本来は幅広く子どもたちからも参加してもらいたかったが、小学校4年生以上に限定した。
ギネス・ワールド・レコーズ・ジャパンの記録管理部長兼サービス部門長でギネス世界記録公式認定員、スペインのカルロス・マルティネスさんが来場し、その場で記録を認定する。参加申し込みはファクシミリ(0256-32-5343)とホームページからオンラインで受け付け、1,000人に達したら締め切る。
19日行ったプレスリリースで五十嵐理事長は、燕三条JC誕生の10月25日に近い日で、同JCの創立15年記念事業をからめた事業をと計画したと言い、「地域の地域の方々に誇りをもってもらうのがいちばんの目的」。燕三条地域は「ほかの地域にないくらいいろいろな野菜と果物」があり、「ギネスブックへの挑戦は一生に一度あるかないか」の貴重な経験を共有してほしいと参加を呼びかけている。募集を始めたばかりだが、19日までにすでに200人近い申し込みがある。