株式会社ジム・コンピュータ・サービス(佐野勝栄社長・本社三条市須頃3)は、19日午後1時10分から三条商工会議所でセミナー「業務革新最新システム発表会」を開いており、26日に一般販売が開始されるマイクロソフトのパソコンとタブレットに対応したOS「Windows 8」やジム・コンピュータ・サービスのソリューションを紹介している。
前半は県央地域で初めての日本マイクロソフトによる講演で、パートナーソリューション営業統括本部パートナーテクノロジーアドバイザ、片山智咲さんらが、Window 8の新機能や販売形態、マイクロソフト社の基幹業務システム「Dynamics AX」の紹介、ジム・コンピュータ・サービスはWindows 8の新機能を生かしたタブレットPCを活用した業務改善、ネオジャパンがグループウェア「desknet's」の紹介するといった内容だ。
皮切りで片山さんは、Windows 8はデスクトップPC用とタブレットPC用の2つの機能をもち、「むしろ2 in 1になったと覚えてほしい」と言い、自身もタブレットの操作性の良さからデスクトップPCでも「つい画面にさわってしまいそうになる」ほどで、顧客へのリーチにもつながると言う。
ほかにもモバイルでの生産性、USBからのPC起動、モバイルワーカーのサポート、クラウドによるPCやタブレットとの連携などWindows 8のさまざまなメリットを紹介した。また、ほかの担当もどうしてもXPを使い続けなければならないという場合に1台のPCで複数のOSを立ち上げられる仮想化の活用を勧めた。
ジム・コンピュータ・サービスでは、これまでのデスクトップPCをそのままタブレットPCに置き換えるほか、タブレットPCの機動性を生かして、その場で見積もりを出せる商談活用支援ツール「ESTool(エストゥール)」の販売も展開しているが、やはり期待するのは、基幹システムの「Dynamics AX」の導入だ。
最初の講演では燕三条地域のメーカーを中心に20人余りが参加したが、その半数が旧OSのWindows XPを使っていた。2014年でXPのサポートが終了し、一方で消費税増税も見込まれる。Windows 8発売もきっかけに基幹システムの新規導入、更新は「これからちょっとずつ増えていくのでは」とジム・コンピュータ・サービスシステム営業課の細井清志係長は話していた。