加茂市・JAにいがた南蒲須田選果場で18日午後3時半から、毎年恒例のグルメゆうパック「加茂新高梨」出荷式が行われ、旬の味覚を家庭に頒布する信越ふるさと会に全国から注文された加茂産のナシ「新高」の出荷を開始した。
「新高」は、1個が800g前後で、大きい物は1キロの大玉のナシ。みずみずしい甘さとさわやかな歯ごたえが特徴。県内有数の果樹産地の加茂のナシは、10年以上前からグルメゆうパックの商品に採用されている。
ことしも10月の商品の1つとして、6玉4キロ入り3,000円のコースをカタログに掲載。昨年より580件多い7,528件の申込みを受けており、この日から29日ころまでかけて、北海道から沖縄まで注文を受けた全国に出荷する。
この日はその第1便の出荷。紅白幕を張った選果場で式典を行い、出席した小池清彦加茂市長、JAにいがた南蒲の吉田清経済担当常務理事や理事、来賓の小林卓夫日本郵便(株)加茂郵便局長などでテープカットを行って初出発を祝い、トラックの出発には、ドライバーにJA職員から花束を贈り、出荷式の出席者や生産者、職員など50人ほどが拍手で見送った。
出荷式のあいさつで、小池市長は、昨年の7.29豪雨災害での被害や今夏の猛暑などを乗り越えて丹精込めた生産者の労苦をねぎらうとともに、今秋も「加茂のナシ」を選定した日本郵便に感謝。
JAにいがた南蒲の吉田常務理事は、夏の猛暑で品質の面で心配されたが、糖度が高くおいしいナシができたと話し、無事出荷できることを喜び、日本郵便(株)の小林局長は、「心を込めてお届けします」と約束していた。