燕三条ブランド推進室は11月10日、燕三条まちあるきのひとつ「三条駅界隈〜嵐南のまちなみ散歩・木工の風景〜」で午前に「まちあるき」、午後から講演会を行うので、参加者を募集している。
コースの中心は三条市嵐南地区の三条駅。ホームのれんが造りの小屋は明治時代の建設で、歴史的な建造物として保存されている。駅周辺には、包丁や大工道具の製造に欠かせない木工業が数多くあり、三条のものづくりを支えた歴史などを長岡造形大学研究員の解説を受けながら「まちあるき」や講演会でひもとく。
「まちあるき」は午前9時半から午後4時まで行う。三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」に集合し、三条駅、山田仏壇店、マルナオ(株)とめぐる。木工業のマルナオでは、工場を見学、はしづくりを体験する。
「ソレイユ三条」で昼食、午後2時から「三条の町並み−家の顔を読み解く」をテーマで2時間の講演を聴く。町並みに面する住宅の正面を「家の顔」ととらえ、施主がどんな思いで住宅を発注したのか、さまざまな「顔」を眺め、施主の意気込みと町並みを住民がともにつくろうとした志しを読み解く。
講師は当初、長岡造形大学の平山育男教授を予定していたが、都合により同大学研究員の西沢哉子さんに変更になった。平山教授は平成21、22年度に三条市内中心市街地の歴史的建造物の調査を行っており、西沢さんもそのメンバーに加わっていた。
「まちあるき」は定員12人、参加費は体験料や食事代込みで1,700円。講演会は定員45人で、講演会だけの参加は無料だが、申し込みが必要。いずれも問い合わせや申し込みは、燕三条駅観光物産センターWing(電話:0256-34-7310)で午前10時から午後5時まで受け付けている。