26日から28日まで東京・銀座泰文堂店内で開かれる福島県の郷土刀工「会津十一代 和泉守兼定」の展覧会のなかで、27日午後3時から愛刀家で十一代兼定の研究家でもある外山登さん(74)=三条市本町6=によるギャラリートークが行われる。
十一代兼定は会津藩の刀工。会津藩が官軍に敗れると加茂の資産家に招かれて加茂で刀を打っていたこともある。展覧会では十一代兼定の最初期作から晩年作までの約40振を展示し、土方歳三資料館=東京都日野市=の土方愛館長の好意で、通常は土方歳三の命日前後にだけ展示されていうる土方歳三の佩刀(はいとう)「和泉守兼定 慶應三年二月日」が特別展示される。
外山さんは昨年、長岡市で開かれた日本美術刀剣保存協会長岡支部の例会でも十一代兼定の解説を行っており、今回に展覧会にも協力した。また、この企画を知った日本美術刀剣保存協会東京支部から外山さんに、兼定の刀の展示、解説の依頼があり、12月8日に靖国神社での会合で説明することになり、外山さんは「それだけ兼定人気が高まっているということです」と喜んでいる。
また、ブログ「土方歳三資料館日記」では、「會津十一代兼定展〜歳三の佩刀も展示されます|」の記事で今回の展覧会を開くに至った経緯や外山さんとのかかわりなどについて書いている。