世界のアウトドアブランド、スノーピーク(山井太社長・本社三条市中野原)は27、28の2日間、同社全店で感謝の思いを込めた恒例のイベント「雪峰祭(せっぽうさい)」を開いており、そのなかでも最大規模のイベントを行っている本社「HEADQUARTERS」は初日27日、絶好の秋晴れにも恵まれてスノーピークファンや家族連れでにぎわった。
この日の三条の最高気温は23.3度。やや風が強かったが、今の時期では珍しい好天に恵まれた。「雪峰祭」はことしから年2回になった同社のユーザーや地域に対する感謝祭。本社のオフィスや中庭はアウトレット販売の会場に生まれ変わり、子どもたちに大人気の射的には行列ができ、クラフトコーナーでは木の板と実でオリジナルボードを作った。
外では豚汁とおにぎりを無料でふるまい、地元の飲食やクラフトの店が並んで販売やワークショップ、ディスクゴルフの体験会や教室も。
併設のNatural Life Storeでは、注目の「ソリッドステートランタンたねほおずき」(3,980円)をはじめ、この日発売の新製品や一部アウトレット品も販売。キャンプ場は定員いっぱいの100組を超す宿泊があり、県外ナンバーの車がずらりと並んだ。
ふだんは定価販売のスノーピーク。アウトレット品の半額以下の値札に思わず、「やすっ!」と声を上げ、チェアに座って「やっぱり作りが違うよね」と同社が誇りとするクオリティーの高さを実感していた。
晩秋へ向かう自然のなかで日差しを浴び、青空の下で食べたり飲んだり、体を動かしたりすればそれだけでご機嫌。おとなも子どももなく笑顔で過ごしていた。