三条市は1日、三条市清掃センターで震災廃棄物の試験焼却に伴う排ガスの検査の結果、放射性セシウムは検出されず、飛灰中の重金属類検査にも問題はなかったと発表した。
10月11日から13日まで同センターで試験焼却を行い、12日に採取した試料から排ガス中の放射性セシウム濃度と飛灰中の重金属類溶出量を検査した。
放射性セシウムは134、137とも検出下限値を下回り、不検出だった。飛灰中の重金属類溶出量は、各検査項目で産廃の燃え殻・ばいじんの埋め立て基準を下回った。詳しくは今後、市のホームページで公表する。発表した検査結果は次の表の通り。
検査項目 | 検査結果 | 検出下限値 | 備考 |
---|---|---|---|
セシウム134 | 不検出 | 0.0013 | 採取時間:8時間 |
セシウム137 | 不検出 | 0.00089 |
検査項目 | 検査結果 | 産廃の燃え殻・ばい じんの埋め立て基準 |
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アルキル水銀 | 不検出 | 不検出 |
総水銀 | 0.0005未満 | 0.005以下 |
カドミウム | 0.01未満 | 0.3以下 |
鉛 | 0.01未満 | 0.3以下 |
六価クロム | 0.05未満 | 1.5以下 |
ヒ素 | 0.01未満 | 0.3以下 |
セレン | 0.02 | 0.3以下 |