燕市は平成25年5月の連休に明けに予定する新庁舎の移転開庁にあわせて、「(仮称)燕市市民便利帳」をNTTの電話帳「タウンページ&ハローページ」との合冊版で全戸配布する。
このことについて電話帳を発行するNTTタウンページ株式会社と協定を締結、共同事業として行う。燕市は06年の合併時に「暮らしのガイドブック」を作成、全戸配布した。新庁舎開庁に伴って新たに新庁舎の案内をはじめ、合併から6年たって組織機構改革で変わり、サービスや手続きも変わっていることから、新たな燕市市民便利帳を作成することになった。
そうした要望に応えてNTTタウンページでは全国で自治体の情報を合冊して配布する取り組みを行っている。県内では佐渡市だけがすでにこの合冊版を作成している。
合冊に必要な費用は広告を掲載して充てるため、燕市に費用はかからない。同社からの提案で燕市でも燕市民便利帳を合冊した燕市版の電話帳を発行することになり、同社と協定を締結し、共同事業として取り組む。地域情報や生活情報を含めた総合情報誌として市民から活用してもらい、毎年、情報を更新して継続的に発行する予定だ。
すでに合冊を発行した自治体の電話帳の紙面を見ると、最初の数十ページていど市民便利帳をレイアウトしている。広告は11月から募集で、配布は来年5月1日から10日まで市内すべての世帯と事業所にNTTとの契約があるなしにかかわらず計4万冊を配布する。