三条市本町2、真宗大谷派三条別院、通称「東別院」では、5日から8日まで「お取越(おとりこし)」の名で親しまれる報恩講を行っており、7日までの3日間は、参道や周辺で露店市や植木市が店開きしている。
報恩講は浄土真宗の開祖・親鸞(しんらん)の報恩のため、親鸞の忌日を最終日とする7昼夜に渡って行う法会。
三条ではお取越は寒波で荒れ模様の天気になると言われるが、3日に粟ヶ岳や守門岳が初冠雪。その寒波が去ってからのお取越となった。
初日の5日は穏やかな晴れ間が広がり、最高気温は17.7度。同別院にはマイクロバスの団体など参拝客が訪れていた。露店は午後1時から開店したが、平日とあって日中は小中学生などは少なく、出足は少なめだったようだ。
臨時露天市場は、年々少なくなった植木の露店2店を含め、新潟の定番「ぽっぽ焼き」をはじめ、お好み焼きやりんご飴、かつカレー棒など昨年より7店少ない51店が出店している。
また、お取越臨時露天市場の解説に伴って、本寺小路など周辺では7日まで臨時の交通規制が行われている。