6日の三条は、最低気温が8.1度だったものの、日中の最高気温は17.3度まで上がり、雨が降ったりやんだりの天気だったが、風はなく比較的穏やかな陽気だった。
一雨ごとに秋が深まり、市街地でもイチョウやカキの木が葉の色を黄やオレンジに変えている。
三条市の下田地区では山手の方から紅葉が見ごろを迎えている。この日は曇り空だったが、諸橋轍次記念館から望む袴腰山や八木ヶ鼻はグレーの空に紅葉がいっそう鮮やかだった。
数日前に初冠雪した粟ヶ岳の雪は消えていたが、守門岳はさらに雪の白い面積が広がったようで、秋のススキと紅葉と冠雪した山肌が季節の移ろいを感じさせた。
森町地内の五十嵐川はハクチョウの飛来地で知られるが、近くの田んぼには先遣隊のように冬の使者ハクチョウが数羽、数日前から姿を見せている。翌7日の「立冬」にあわせたような、まさに冬の使者。一気に冬の気配を引き寄せたようだった。