「燕三条まちあるき」の一環で11日、燕三条ブランド推進室主催の上越新幹線30周年記念特別企画「JR燕三条駅見学ツアー&蒔絵(まきえ)体験教室」が行われ、3年生以下の小学生親子6組12人が参加した。
文字通り開業30周年の特別企画。参加者を小学校3年生以下に限定したが、それでもキャンセル待ちの出る人気だった。ふだんは関係者以外立ち入ることのできない駅長室や事務所、券売機の裏側、緑の窓口、貴賓室、バックヤードなどを見学。ホームで通過車両も見学した。
子どもたちにとって駅はアミューズメント施設。しかも鉄道に関心のある子どもたちとあって、あこがれの施設に目を輝かせていた。
そのあとは「燕三条 Wing」で蒔絵体験。蒔絵は国指定伝統的工芸品「三条仏壇」に欠かせない技術で、漆で絵や文字を描き、乾かないうちに金や銀の金属粉をまいて定着させる。あらかじめ用意された新幹線のイラストをなぞって蒔絵に挑戦し、親子で作業に集中。できあがった蒔絵を木の筆立てに張って完成させた。