上越新幹線の開業30周年記念特別企画として10日から15日まで燕三条駅の燕三条駅観光物産センター「燕三条 Wing」で「燕三条 Wing わくわく電車まつり」が開かれており、新潟大学学友会鉄道研究部(今井翼部長・部員36人)による鉄道関連の展示などを行っている。
展示は新潟鉄道写真展、なるほど鉄道トリビア、鉄道研究部と鉄道話、鉄道グッズ(関連資料)の展示のほか、10、11の2日間は鉄道模型運転会も行っている。
新潟鉄道写真展は、上越新幹線開業当時の車両や新潟を走る車両などを撮った約150枚を展示。なるほど鉄道トリビアでは、鉄道にまつわる30の豆知識をクイズ形式で紹介。鉄道グッズの展示は特急ときのヘッドーマークをはじめ、新潟市・新津鉄道資料館から借りた貴重な資料を展示している。
鉄道模型運転会は部室に保存しているもので、2.7×4.5メートルの台にレールを敷いたもので、NゲージとHOゲージがあり、約200両を運行している。これを目当てに訪れた地元の子どもたちも多く、開場前から訪れる子どもも。地元ではめったに鉄道模型が走っているところを見ることはできず、目を輝かせてまさにかたずをのんで模型を見詰めていた。
部長の3年生今井翼さん(20)=新潟市=の話では、ここ数年で部員は2倍以上になり、今井さんが入部したときは女子がひとりもいなかったのに、今は7人に。急速に鉄道ファンが増えていると言う。
鉄道模型を組み立てるのは学園祭のほかには、年に1度ていど外部から頼まれるくらい。「部の活動をアピールするいい機会だし、鉄道ファンの皆さんに見て楽しんでもらえれば」と今井さんは今回の展示の話を喜んで受けた。12日以降は部員が会場に常駐できないので、レールは片付け、アクリルケースに入れて車両の展示だけ行う。午前10時から午後6時まで開場。
さらに11日は午前11時からと午後2時からの2回、燕三条駅1階コンコースでご当地アーティストライブを行う。2回とも同じ出演者と内容で1時間のステージ。出演は新潟市古町からデビューしたアイドル「RYUTist(りゅーてぃすと)」、新潟市秋葉区をPRする新潟鉄道アイドル「SLC57」、そして『カレーラーメンの歌』でNHK「熱血!オヤジバトル」全国大会出場を果たした地元ではおなじみの燕市のトリオバンド「矢代秀晴 & South Hills」。