社団法人日本スポーツ吹矢協会県央三条支部(米山隆明支部長)は11日、三条商工会議所で同支部開設記念大会を開き、県内5支部すべてから36人が参加し、初めて県内の支部が顔をそろえて吹矢の腕を競った。
県内の支部はこれまで支部ごとに活動していたが、県央三条支部が8月に発足したのをきっかけに、県大会の開催、さらに県連盟の発足を目指そうと初めて開いた大会。支部長の米山工業株式会社社長、米山隆明さん(65)=三条市鶴田1=の強い働きかけもあって実現した。
スポーツ吹矢は、長さ120センチ、直径13ミリの筒で、長さ20センチの矢を吹く。円心から3センチ、6センチ、9センチ、12センチの同心円が描かれた的を射て、円心からそれぞれ7点、5点、3点、1点を得点する。
競技は1ラウンドで5本の矢を吹き、得点を合計。的までの距離が6メートルで3ラウンド、8メートルで4ラウンドを行い、それぞれの合計で得点で男女別で競い、男子18人、女子14人、小学生4人が参加した。
礼に始まり、筒に矢を入れたら両腕で筒を高く上げながら鼻から息を吸い、筒を下げながら息を吐き切り、再び息を吸って吹く。腹式呼吸も欠かせない。静かな会場で参加者は一列に並び、的に目がけて矢を放った。
ゼッケンをつけた参加者は、自分と向き合うように全神経を集中して的に向かった。息を吹く「フッ!」という音と的に当たったときの心地いい「タンッ!」という音が響き、結果に一喜一憂していた。
試合の結果、支部長の米山さんが8メートル男子で優勝したほか、米山工業の社内チーム「チーム米山」をはじめ三条支部の参加者が上位に名を連ねた。各部門3位以上は次の通り。敬称略。
【6メートル女子】
【6メートル男子】
【8メートル女子】
【8メートル男子】