三条市は「勤労感謝の日」の23日午後3時半から三条東公民館でまちあるきセミナー「まちを動かすまちづかい〜なくなりゆく地域の宝を守る〜」を開き、新潟市のまちあるきの達人、野内隆裕さんを講師に基調講演を聞き、ワークショップを行う。
野内さんは、自身のお気に入りの新潟市のスポットをホームページやまちあるきで紹介する「にいがたなじらねっと(www.najiranet.com)」を主宰。新潟の「小路」が大好きな人たちが集まった「roji-ren niigata」のメンバーで、イラストレーターでもある。
新潟市は2008年から毎年、まちあるきマップを作成しており、そのイラストと写真を手掛ける。2008年発行の「新潟の町 小路めぐり」は1週間で1万部をさばく人気を集め、増刷を重ねている。野内さんの描き込まれたイラストは圧倒的な存在感で、町自体の息吹を感じる圧倒的な存在感に満ちている。
この日の基調講演のテーマは「新潟市のまちづかいを学ぶ」で、「まちづくり」から「まちづかい」へ、「ないものねだり」から「あるもの探しへ」とまちの宝物を探して、掘り起こして活動を聴く。続いて「さんじょうの宝を守り、伝える方法を考える」をテーマにワークショップを行い、場所を三条に移してどんなまちづくりができるかを考え、6時に終わる。
燕三条まちあるきが行われており、三条市でもまちあるきの企画やまちあるきのナビゲーターを務めるガイドの要請などを支援しているが、ガイドが苦手な人もあり、広く市民がかかわれる活動を促進しようと今回のセミナーを企画した。新潟市のまちづかいにまちあるきの新しい視点を学びたいと思う人、まちあるきに主体的にかかわりたいと思いながら二の足を踏んでいる人などに気軽な来場を呼びかけている。
参加費は無料。参加したい人は電話で三条市経済部地域経営課(電話:0256-34-5511・内線336)に申し込むか、参加申込書に記入してファクス(0256-36-5511)で送信する。問い合わせも同課へ。