社会福祉法人つばめ福祉会(岡田健一理事長)は、火災による避難などに備えて施設内で誰の指示に従えばいいのかすぐわかるように職員が着ける腕章を作成した。
園長が着ける赤と、それ以外の職員が着ける黄の2種類の腕章を作成した。いずれも蛍光テープが張ってあり、マジックテープでワンタッチで腕に着けられる。メガホンとあわせて秋の火災予防運動中に同法人が運営する12施設に配置する。
老人福祉施設などを運営する同法人は、施設の近隣で火災などが発生した場合に地域やボランティアから入居者の避難誘導などを手伝ってもらう体制を整えているが、火災発生時に外部の人は誰の指示に従っていいかわからないことが予想される。
そこで一目で誰が職員を識別できるように、腕章を作成したもの。福祉施設は郊外に設置されることが多いが、同法人は商店街に面したグループホーム仲町、10月にも「ふれあいステーション白山町」と市街地に設置していることもあり、近火に対する警戒感を強めている。
岡田理事長は「とくに職員の数も少なくなる夜が心配で、こういうい腕章を作ったことを皆さんに知ってもらうことが大切と思っています」と話している。