文部科学省の平成24年度生涯スポーツ優良団体表彰を受賞した三条市栄地区の総合型地域スポーツクラブ・学区総合型クラブ「ますがたクラブ」(小林利治会長)は15日、国定勇人三条市長を表敬訪問して受賞の喜びを伝えた。
午後2時半にますがたクラブの小林会長と横山幸二副会長、運営委員3人が市役所を訪れ、表彰状と盾を手に国定市長に報告した。
総合型地域スポーツクラブは、「多種目・多世代・様々なレベルで、身近にスポーツを親しむことのできる、地域住民主体のクラブ」。複数のスポーツ種目が用意され、子どもから年配まであらゆる世代の会員が、それぞれの体力、技術、興味、目的などに応じて身近にスポーツ活動を行うことができる。
三条市には、「ますがたクラブ」と平成20年設立の「りんぐる」があり、「ますがたクラブ」は、大面小学校区のクラブとして、合併前の旧栄町で平成15年4月に設立。同学区の1,020世帯、会員約3,800人が参加する。
同クラブでは、卓球やバドミントン、バウンドテニス、剣道、ユニホッケーといったスポーツのほか、バスハイキングや田植え体験、門松作り、そば打ち体験など文化活動や体験学習にも取り組み、幅広い参加者を集めている。
文科省の生涯スポーツ優良団体表彰は、地域でスポーツの健全な普及と発展に貢献し、振興に顕著な成績があった団体に贈られる。今年度、本県からは村上、佐渡と3つのクラブが受賞。10月5日に東京都・文部科学省講堂で表彰式が行われ、ますがたクラブからは小林会長が出席した。
国定市長は、「すごく名誉なことですね」と祝福した。野田首相が衆院解散を表明した14日、国定市長は代表世話人を務める全国市長会地方分権改革検討会議で国会近くにいたことが話題に。国定市長は「解散の香りを感じました」と言い、会議に出席した樽床伸二大臣の表情も紹介。16日解散なので、10月1日に文科省に就任したばかりの田中真紀子文科相名の表彰状は、貴重なものになるとも話していた。