三条市の日帰り温泉施設「しらさぎ荘」(若杉信行館長・三条市矢田)で14日、三森(みつもり)とおるレディース専用歌謡塾が始まり、参加した6人はさっそく初めて聴く曲を覚えて帰った。
講師はカラオケスタジオやカラオケ教室を開く演歌歌手の三森とおるさん=三条市鬼木=。1988年にキングレコードから『北海の船守り』、『雪国物語』でデビューし、カラオケで持ち歌の『たずね女(びと)』、『夫婦絆』が配信されている。
この日の課題曲は、演歌歌手夏木綾子さんの『雪のれん』。三森さんはまず歌詞と楽譜を配布して、最初の1時間はたっぷり歌詞の意味をひもといて解説し、歌い回しのこつや発声など基本からていねいに指導した。
参加したのは三条市と見附市に住む60代以上の6人。全員が『雪のれん』を聴くのは初めてだったが、みんなで歌ったり、あるいは一人で歌ってプレッシャーをかけたりといった効果的な練習で、最後は全員が歌えるようになり、さっそく次回の参加を申し込んでいく人もいた。
同施設はことし7月に三森さんの歌謡ショーを開いた縁で三森さんからの提案もあり、「この施設の大きな役割に利用者の交流もあるので」(若杉館長)とレディース専用歌謡塾を開くことに。三森さんは「ひとりでも多くの人から演歌を楽しんでもらえたらという思いです」と話していた。
毎月第二か第三水曜の午後1時から4時まで開く。参加は無料だが、入館料の65歳以上150円、64歳以下250円が必要。参加したい人は開催日の前日までに同施設(電話:0256-45-0888)へ申し込む。また、12月8日午後1時半から三森さん出演の演歌ショーも開く計画だ。