菊まつりに紅葉と秋の行楽シーズンを迎えている弥彦温泉も11月も折り返してそろそろ終盤。久しぶりの秋晴れとなった16日は大勢の行楽客でにぎわった。
弥彦神社では1日から24日まで第52回県菊花展覧会「弥彦菊まつり」が開かれており、参道や境内を約3,500点がキクの花が彩る。恒例の幅約15メートルもある大風景花壇は、ことしは「天の岩戸」をテーマにキクの花で飾って表現している。
そしてもみじ谷を中心とした弥彦公園は、県内でも人気の紅葉の名所。弥彦駅を降りて目と鼻の先の弥彦公園で秋の紅葉狩りを満喫できる。25日までもみじ谷のライトアップも行われている。
ことし残念だったのは、秋が深まってから天気の悪い日が続いたことだが、16日は久しぶりに青空が広がった。陽気に誘われるように行楽客が訪れ、日中から大駐車場は満杯に。午前中は雨が残り、参道の石畳も色づいた葉もしっとりと濡れたままだったが、それはそれで雨上がりの風情とともに秋を味わっていた。