第10回山田昌男写真技法講座生作品発表会が17日から19日までの3日間、三条東公民館で開かれており、同講座に学ぶ三条市や加茂市の写真愛好者が撮影した写真70点余りを展示し、1年の勉強の成果を発表している。
同講座は三条市東三条1、カメラのアートが新潟市の写真家山田昌男さんを講師に16年前から開き、写真の基礎から撮影技法、撮影マナーまで指導している。
ことしは20歳代から80歳代の初心者からベテランまで、三条と加茂の2教室合わせて40人余りが受講。県展や市展をはじめ、各コンテストでの入賞者や入選者も多い。
発表会は、実行委員会(寺沢毅実行委員長)が主催。これまで会場としていた燕三条リサーチコアは方針の変更などから借りられなくなったため、初めて三条東公民館に会場を移して開いている。
受講生36人が1人2点ずつの計72点と、賛助作品として講師の山田さん、(株)フジカラーの小林貴雄さんの2点を展示している。
作品のテーマは設けず、風景や人物、花など好きな被写体を好きなように撮っている。統一した黒の台紙の半切の額が白い会場に映えて、作品を引き立てる。各作品には、撮影者名とタイトルのほか、使用カメラやレンズや絞り値、シャッタースピードといったデータも表示し、作品への思いも添えている。
初日は午後1時からの開会で、小雨が降るなか次々と来場者が訪れ、バラエティーに富んだ作品を鑑賞していた。夫婦で訪れていた人は、「いいね〜写真て、レベルが違うね〜」と写真を撮る行為は誰でもできるが、自分で撮った写真との違いに目を見張っていた。
18日は午前9時から午後6時まで、最終日19日は午後4時まで。なお、18日午後2時から作品講評会を行う。発表会は入場無料。